ごあいさつ
ここ東小岩の地でクリニックを始めてから10年以上の月日がたちました。
通常の診療だけでなく、成長・発達、アレルギー、予防接種について等、子育て中に生じる様々な心配や不安をできる限り解決し、楽しんで子育てをするお手伝いができればと考えております。
「子育て支援」につながる医療として開設した江戸川区初の「病児保育」も、ますます地域のニーズが増してきたと実感しています。また当院の特徴としてアレルギー診療、特に食物アレルギーに力をいれており、千葉大アレルギーグループと協力して「食べて治す」治療も行っております。
これからも、「あたたかい医療」を提供できる「かかりつけ医」となれるようスタッフ一同努力してまいります。
院長 小島 博之
初めまして、塚田日出樹と申します。大学を卒業して医局人事でずっと関連病院を回ってきましたが、
この度ご縁があって桐和会に入職いたしました。実は私は小学校時代を江東区門前仲町で4年間過ごしており
東京の下町には愛着があります。今回実に45年ぶりに愛着のあるこのエリアで小児科の仕事が出来ることになり、運命を感じています。地域のために精一杯尽くしたいと思っていますので何卒よろしくお願い申し上げます。
医師 塚田 日出樹
1.小島博之先生のご経歴と専門科目についても教えてください。
1991年に千葉大学医学部を卒業、千葉大小児科に入局したのち、千葉大附属病院・帝京大学市原病院小児科・国立千葉病院、国立下志津病院等勤務を経て、2005年にtumsグループに入職、東小岩わんぱくクリニック 院長に就任しました。専門は小児科・アレルギー科です。
《医学博士・日本小児科学会専門医・アレルギー学会専門医・プライマリケア学会専門医・子どもの心相談医・地域総合小児医療認定医》2.どのようなきっかけで医師をめざしたのでしょうか。
子どものころは体が弱く、喘息・アトピー性皮膚炎もあり年中病院通いをしていました。喘息発作で「僕、死ぬかも」とまで思った経験もあります。そんな自分の命を救ってくれた主治医の先生への感謝と憧れの気持ちから医師をめざすようになり、小児アレルギーを専門に選びました。周りからは「親や親せきが医者でないから無理」と言われ、一度は諦めましたが、中学からの同級生であった岡本理事長の存在が背中を押してくれ、今に至ります。
3.Tumsグループ「わんぱくクリニック」の特徴と東小岩わんぱくクリニックの特徴を教えてください。
tumsグループの「わんぱくクリニック」では、❝すべての子どもたちの笑顔のために❞というミッションのもと、―3つの柱―として「子育て診療・予防医療・アレルギー診療」を掲げています。診療のほかに成長や発達、育児について、ありとあらゆることを支援させていただいています。お父さんやお母さんの子育ての悩みを気兼ねなくご相談ください。
当院では、アトピー性皮膚炎や食物アレルギー、長引く咳(喘息とは限りません)をきっかけに受診される方が多く、ありがたいことに高校生や社会人になっても色々と相談に来てくれます。アレルギー科を標榜している病院・クリニックは多いのですが、実際にアレルギー専門医のいるところは意外に少ないのです。当院では小児のアレルギー専門医が丁寧に診察させていただきます。 アレルギーについては、この10年で治療方法が格段に進歩しました。食物アレルギーについても、以前は「食べさせない」治療法だったものが、今は「食べて治す」に変わってきています。食物アレルギーが疑われる食品を摂食する『食物経口負荷試験』を少量から始め、少しずつ増量していきます。アレルギー症状が出現してもすぐ対応できるよう、専門医の指導のもとで行うことが大切です。適切に管理されていないケースも多いので、ぜひご相談いただき、アレルギー疾患の改善や完治に向け力になりたいと思っています。
また当院では、アレルギー性鼻炎の治療として『舌下免疫療法』(舌の下に投与する治療法)も実施しています。全国でも実施している小児科クリニックはまだ少ないのですが、根本的治癒が期待できる効果の高い治療法です。スギ花粉症やダニによる通年性アレルギー性鼻炎でお困りの方は是非ご相談ください。ダニが関与する気管支喘息やアトピー性皮膚炎の改善も期待されています。
それから、働くお父さん、お母さんの強い味方として10年以上前に江戸川区初の病児保育を開始しました。予約待ちとなるくらい人気ですが、グループ内の他の病児保育とも連携し、空いている他の病児保育室をご紹介させていただくことも可能です。開始当初にご利用いただいた親御さんから「わんぱくの病児保育のお陰で仕事が続けられました」と感謝の言葉をいただくこともあり、やってきてよかったと思います。病児保育は病気に詳しい保育士に加え、医師・看護師がいるので病気が早く治りますし、なにより親御さんが安心して仕事に出られると喜ばれています。
4.患者様の診察をする際に心掛けていることを教えてください。
自分の家族に対するのと同じ気持ちで診察すること、そして、かかりつけ医として「点でなく線で診る」ことを心がけています。例えば、風邪で受診されたお子さんでも、家族歴や繰り返す症状から次第にアレルギー体質であることが分かったりします。また各ご家庭の事情に合わせた適切なアドバイスすることをこころがけています。
5.小島先生の趣味や休日の過ごし方を教えてください。
海の近くに住んでいたときは、休日によくキャンプやカヤックをして過ごしました。ときどき友人に誘われて、北海道の雄大な自然の中でカヤックを楽しんだりもしました。今は都内住まいとなったのと、コロナ禍でもあり、愛犬(パピヨン)の散歩が体調管理を兼ねた楽しみとなっています。
6.最後に、地域の方々と来院を検討される皆様にメッセージをお願いいたします。
お陰様で、小岩の地でクリニックを開始して18年目を迎えます。「いつも混んでいる」と言われてご迷惑をおかけしていますが、なるべく多くの患者さんをしっかり診察するようにしていますのでお許しください。健診・予防接種の時間は空いていることが多いので穴場です(笑)。是非ご利用ください。